基礎代謝を下げる悪習慣とは?

生活習慣

基礎代謝をあげたいと思うならまずは日々の生活を見直してみませんか。残念ながら基礎代謝は年齢とともに低下していきます。

 

でも考えてみて下さい。同じ年齢の人がみんな同じ基礎代謝なのでしょうか?

もちろん答えは「No!」です。

 

ここで参考までに40代女性の基礎代謝量の目安をご紹介します。厚生労働省資料より、40代女性の基礎代謝量は次式で表すことができます。

 

基礎代謝量

=基礎代謝基準値(21.7:30~49歳女性)×参照体重(53.1kg)

=1152.27kcal

 

基準値は30~49歳という大きなくくりになっているのであくまでも参照値と考えてください。

参照体重をご自分の体重に置き換えた数値があなたの目安となる基礎代謝量です。

 

体組成計があれば自分の基礎代謝量を測ってみて下さい。目安の基礎代謝量と比べてみてどうですか?

計測した基礎代謝量が目安の基礎代謝量より低い人は、無意識にしているあなたの日頃の習慣が基礎代謝を下げているのかもしれませんよ。

 

基礎代謝を下げる悪習慣を4つご紹介します。

 

1.睡眠不足

あなたはしっかり睡眠を取れていますか?

睡眠不足は基礎代謝を下げる大きな原因と言われています。

 

睡眠時間が足りないと交感神経が優位になり血管が収縮します。それが低体温を引き起こします。

体温が1℃上がると基礎代謝は約12%あがるといわれていますので、逆に低体温になるということはそれだけ基礎代謝が落ちてしまう事になります。

 

睡眠時間は食欲にも関係をしています。寝不足だなという日にすごくたくさん食べたくなるなんて経験はありませんか?

 

睡眠中には食欲を抑えるホルモンであるレプチンが分泌されますが、睡眠時間が少ないとその分泌が減少します。それだけでなく食欲を増進させると言われるホルモンであるグレリンが増加してしまうのです。

 

寝不足は食欲が抑えられないだけでなく食欲が増してしまいます。寝不足はダイエットの大敵です。

 

また睡眠不足だと寝ている間に多く分泌されると言われている成長ホルモンが不足してしまいます。成長ホルモンは、筋肉を増やすのを促し、代謝を促進し脂肪を燃焼させやすくするのにも重要な役割を果しています。

 

睡眠時間が短いと成長ホルモンが十分に分泌されないため、基礎代謝において重要な筋肉が作れなかったり、脂肪が燃焼しにくくなったりという痩せにくい体を作ってしまうのです。

 

さらに悪いことに睡眠不足は自律神経の乱れにもつながります。自律神経が乱れると代謝が悪くなり脂肪を蓄積しやすくなってしまいます。

自律神経の乱れは便秘やイライラの原因にもなり、これらも基礎代謝を下げる要因となります。

 

ここまで読んでいただけたら、睡眠がいかに大切かわかってもらえたと思います。

ただし睡眠と言ってもただ長く寝れば良いというものではありません。自分に最適な睡眠時間をみつける事も大切です。

 

人によって最適な睡眠時間は違います。休みの日にたくさん寝たのになんだかだるいと感じたことはないですか。それはあなたが最適な睡眠時間より長く寝過ぎたために起こった考えられます。

 

かの有名な天才アインシュタインの睡眠時間は10時間以上、一方英雄ナポレオンは3時間ほどの睡眠しかとっていなかったようです。何時間寝たかより、自分にあった時間、質の良い睡眠を取るのが大切だという事です。

 

2.過度な食事制限

あなたはダイエットのために過度な食事制限をしていませんか?

 

これまでに食事制限ダイエットをしたことがある。または現在しているという人は要注意です。

食事制限をすると確かに摂取エネルギーが減るので、短期間でダイエットに成功することが出来るでしょう。特に若いころに食事制限ダイエットに成功している人はいざとなれば食事制限すれば痩せられると思っているかもしれません。

 

が…この考えはとっても危険です。

 

どうしてもこの日までに痩せたいなどすぐに痩せたい理由がある場合は食事制限をすることも仕方がないかもしれません。

(でもはっきり言っておすすめはしません。)

どうしてもする場合には期間限定と本当に短期間にしてくださいね。

 

過度な食事制限をすると足りないエネルギーを補うために基礎代謝の重要な要素でもある筋肉を分解してしまうんです。

溜まった脂肪を分解してくれるなら食事制限もウェルカムなんですけどね…

 

とはいえ無理に食べたい欲を制限するとストレスを感じる人が多いと思います。

このストレスを感じる事も基礎代謝を下げる一因なので、過度な食事制限はこの理由でも痩せにくい体を作る助けをしていることになります。

 

過度な食事制限をすると基礎代謝に大きな役割を果たす筋肉が減ってしまうので基礎代謝が落ちます。基礎代謝が落ちるという事はすなわち痩せにくい体になるという事です。

 

食事制限中に基礎代謝が落ちてしまっていますから、目標達成で食事制限をやめ通常の食事に戻しただけでリバウドしてしまうのです。

 

要らない脂肪は簡単についてしまうのに、必要な筋肉はなかなかつける事が出来ません。ただでさえ加齢で減っている筋肉を減らすような行為は止めましょう。

 

3.同じ姿勢でじっとしている

あなたは同じ姿勢でじっとしていることが多いですか?

この同じ姿勢でじっとしているのも基礎代謝を下げる原因の1つです。

 

なぜ動かないと基礎代謝が下がるのかというと、動かない事で血液の循環が悪くなり代謝が落ちてしまうのです。

あまり動いていないのに疲れたなと感じる事があると思います。これは同じ姿勢でいる事で代謝が悪くなり老廃物がうまく排出されずに体内に残るのが原因とも言われています。

適度に動くことで体も心もリフレッシュして基礎代謝を下げるのを阻止しましょう。

 

デスクワークのお仕事をしている人は、仕事だから仕方ないと思うかもしれませんね。でも意識を変えれば動くことは出来ると思います。

例えば1~2時間おきにストレッチをするとか、立ち上がって少し体を動かすだけでも違います。トイレに行くのもおすすめです。

 

もちろん集中していて忘れちゃうなんて事もあるでしょう。

厳密に時間を決める必要はないんです。気づいた時にちょっと体を動かす事を意識してみて下さい。

 

それでもどうしても忘れちゃうって人は、スマホやパソコンののアラーム機能を使うなど強制的に動く時間を決めてしまうのも良いでしょう。

 

さらに動かない事で基礎代謝に大きな働きをする筋肉も固まってしまいます。固まった筋肉はうまく機能してくれません。

せっかく筋肉がついているのにうまく機能しなくては基礎代謝アップの効果も薄れてしまいます。

 

ちょっと体を動かすことで筋肉をほぐす事もできるのでぜひ意識して動くようにしてみて下さい。

 

4.トイレ(便意)を我慢する

あなたは便意を我慢していませんか?または若いころに我慢していたなんてことはないですか?

 

多くの女性が便秘に悩んでいます。

この便秘は基礎代謝を下げる大きな原因の1つです。

 

今までに便意を我慢してきた(我慢している)人は便意を感じにくくなっているかもしれません。

便意を我慢してきたことが便秘の原因になっている人も多いんですよ。

 

便意を感じても我慢し続けていると、脳が「トイレへ行ってください。」、「ウンチをしてくださいね」という指令を出さないようになってしまうなんて言われています。そのため実際は出る(出したい)と体はサインを出していても脳から指令が出されないためにそのことに気づかずに便がどんどん溜まって便秘になってしまう人も居るようです。

 

心当たりのある人は、便意を感じなくてもトイレに行ったらちょっといきんでみるとか試してみると良いと思います。

行ったついでですから別に面倒でもなんでもないですよね。

意外と出る事あって驚くかもしれませんよ。

 

そして今も便意を我慢しているという人はぜひ行ける環境であれば行って体のサインに応えてあげてくださいね。

 

ではなぜ便秘が基礎代謝をさげるのでしょうか?

 

便秘になると老廃物や毒素が腸内にとどまり体に老廃物が増えて新陳代謝が悪くなり脂肪をためこみやすくなります。脂肪の燃焼効率も下がるのでダブルパンチです。便秘は脂肪をたまりやすく、燃焼しにくいすなわち痩せにくい体を作る原因となります。

 

また腸に便がたまっていることで腸の働きが悪くなり消化にも時間がかかるようになります。すると消化時に余分な糖や脂質を吸収してしまいます。また本来腸の活動により消費するエネルギー(基礎代謝)も減少してしまいます。

 

基礎代謝をあげるには便秘解消対策もしっかり行いましょう。

 

まとめ

ここでは基礎代謝を下げる4つの悪習慣についてご紹介しました。

 

どれか当てはまるものがあればぜひ改善してみて下さいね。

今まで当たり前でやってきたことを変えるのは実は結構大変です。

 

なるべく意識する。忘れていても思い出した時に改めるを繰り返す事で少しずつ習慣になっていくと思います。ぜひお試しください。

 

一緒に基礎代謝を上げて、痩せやすい体づくりをしていきましょう。

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